長文だけど、私の思いよ届け ~逝く人へ、送る人へ大切な話~

富士店、榊原です。

2/22に

葬儀×お墓×お寺×相続

のそれぞれの専門家が話をするセミナーを開催します。

そこで私の話について、お伝えします。

長文になりますが・・・

私は、お墓づくりという仕事柄、
大切な家族をなくした人と接することもあり、
私自身が「なくす」ということを意識します。

だから、いつどんな時だって、
自分も、家族も、大好きな友達たちも、
お互い会えなくなることがあるんだって。

突然のお別れの話を聞くと、
私に関わる人たち、みんな
大切にしようって思います。

まぁ、こんな偉そうなこと言ってますが、
そんな思いはその瞬間がピークで長続きせず、
身近すぎる家族や自分のことは
存在が当たり前すぎて
大切に出来ているか疑問(笑)

しかし、そんな私ですが
最近、強く思うんです。

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生きていることに期限があることは
最上級の原動力になるなって。
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私の話になりますが、
提出物はいつも期限ギリギリ。
いくら気をつけようと思っても
なぜか、ギリギリなんです。
なおらないー(苦笑)

しかし、期限が迫ってからの、
集中力はすさまじい。
今までそうやって、何とかなってきた!!
という自分への甘えがダメダメなんですが…
(皆さん、そんな私と関わってくれて、ありがとう!)

期限があるから、そこに向けて
何をしたいのか?
何をするのか?

気持ちがのらなくても
やろう
やらなきゃ
と思える。

心や身体がしんどくても、
そこを越えて行動をおこせたのは
期限があるからだと思うんです。

そして、その背中を後押ししてくれるのは、
後悔したくないって気持ちなのではないかなって
思ってます。

後悔しないようにするには、
やり残しをなくすこと。

その「やり残し」を一つひとつ埋める作業が

行動すること=よりよく生きること
なのかなと。

でも、「やり残し」を1つクリアすると、
新しい「やり残し」が見つかる。

だから、後悔はなくならないのも
気づいちゃっています。

悟りの境地に至ったひと以外は
後悔しないひとはいない。
そうも思ってます。

だから、「後悔することを減らす」が正しいのかも。

今、いきなり人生が終わったら、
今の私はたくさんの後悔が残ります。

提出物を出さずに、いなくなった私を見て、
「あいつ、ダメなやつだな」って
思われてしまいそうです(笑)

どれだけ、人の目を気にしてんだよって、
思われそうですが、でも、それは、私の中の
「なりたい自分」のひとつなのです。

人から、「ちゃんとしてた」って
思われたい自分なんですね。

人生のやり残し=なりたい自分

こうやって、人生の期限を意識すると、
今の「やり残していること」が見つかり、
それを埋めようとふんばれる。

人生の期限は、自分の大切にしていることを
教えてくれます。

そして、それは相手にも期限があることも、
気づかせてくれて、
相手の大切にしていることも大切にできる。

だから、自分にも相手にも
人生の期限に向き合うきっかけを
持ちましょう。
というのが今の私の伝えたいこと。

ここから本題。ここまで長かった…。
(読んでくれた皆様、あともう少し…。笑)

私はお墓作りを通して
家族で話し合うことの大切さを
伝えてきました。

しかし、しかし…。

当の本人は両親がいなくなることなんて、
想像出来ないし、したくない。

両親は心も身体も比較的元気なこともあり、
話し合うきっかけがなく、
今まで話したことがありませんでした。

だから、決心したのです。
家族で「人生会議」をしようと。

自分がやってもいないのにお客さんに
家族のコミュニケーションの大切さは
語れないなぁと。

そして、お正月に家族で集まったときに、
実行しました。

私には厚生労働省で啓発するような
終末期の医療やケアの話をする
「人生会議」は出来ません。

だから、私なりの「人生会議」をしようと。

そこでおこなったのが『プチ家族会議』
これ私が命名しました(笑)

「どう人生の終焉を迎えるか?」
という死ぬことへの準備の話ではなく、

「残りの人生をどう生きたいか?」
という、生きること軸においた話し合いです。

両親、子ども、孫と三世代で
それぞれの思いを話しました。

重くなりがちな話題なので
カードゲームを取り入れて、
話しやすい雰囲気をつくりました。

そこで思ったこと。

実は親のことって、知っているようで、
知らないことの方が多いということ。

そんな話を当日はしたいと思います。

そんな立派な話は出来ませんが、
葬儀、お墓、お寺や相続などを考える時に
私がまず、大切にしたいと思ったことを
お伝えしたいと思っています。

最後に質問。

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あなたは両親の一番、好きな食べ物を
言えますか?
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私は答えられず…。